「Granado Espada」クリエイター キム・ハッキュ氏インタビュー
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20041122/imcgames.htm
ハッキュ氏: もちろん、すべてが全面的に新しいというわけではないのですが、私が今回一番こだわったのが「MMORPGをプレイして得られる楽しさ」という原点に立ち返ることです。「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」をプレイしているときに感じる楽しさ、特にパーティープレイの楽しさを大事にしたいと考えました。
既存のMMORPGは常に1人のキャラクタしか操作できませんから、パーティーを組まなければパーティープレイが楽しめない。これは重大な楽しみが失われていると考えました。1人で操作するキャラクタを増やせば、いつでもパーティープレイが楽しめます。
最初はこういう風に考えるのは私だけなのかと思っていたのですが、PC房(韓国版ネットカフェ)に言ってみたら必ずしもそうではないことがわかってきました。そこでは1人のユーザーが、複数のPCを使って複数のキャラクタを同時に操作していました。これを1台のPCで実現可能にしたら楽しいのではないかと考えたわけです。
韓国人はゲームを一生懸命やりすぎ。
編集部: 日本語のリリースによれば「大航海時代」と書かれていますが、何か強い思い入れがあるのでしょうか?
ハッキュ氏: 最初に挙げた大統領選挙というのはあくまでひとつの例ですが、私としては激動の時代をモチーフにしたいと考えました。革命、民主主義の対立のようなもの、たとえば18世紀のフランス革命のような対立ですね。新大陸発見後にヨーロッパからアメリカに移住してきた開拓民同士の争いはモチーフとして最適ではないかと思ったわけです。
編集部: 船を購入して貿易を行なうといった要素はあるのでしょうか?
ハッキュ氏: それは今のところ予定しておりません。舞台はあくまで大陸上に限定するつもりです。
大航海時代と被るかな、と思ったけどそうでもなさそう。
編集部: 最後に日本のユーザーに対して、コメントをお願いします。
ハッキュ氏: 自分はありふれたもの、似たようなものばかりを作るクリエイターだとは思われたくありません。私は「Granado Espada」で新しいことに挑戦していきますので、どうか温かく見守って頂ければと思います。
RO、ROSE、RO2と似たようなものばかり作っている古巣への挑戦でしょうか。