「エミル・クロニクル・オンライン」詳細レポート
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050421/eco2.htm
ガンホーとブロッコリー、そしてヘッドロックが企画・開発・運営を行なうMMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」(以下、「ECO」)。イラストレーターに羽々キロさんを起用、目の大きな丸い顔のラインを持った、かわいらしいデザインのキャラクタが活躍する作品だ。世界はフル3Dグラフイックスで表現され、イラストのテイストもあいまって、ほのぼのとした雰囲気を持っている。
NHKのニュースになるほど管理が劣悪なガンホー、クライアントのデキが悪いと評判だったベルアイルの開発をしたヘッドロックが組んだというあたりから(悪い意味で)期待できそうなタイトルですね、と。
発表会での写真からは、顔を隠すマスクや、ウサギの耳のアクセサリー、唐草模様の風呂敷、さらにはTシャツや学校の制服のようなものまである。統一された世界観をもったワールドを構築するよりも、何でもありのユニークな雰囲気を盛り込むベクトルで制作されている印象を受けた。
基本的な設計として、1人のキャラクタですべての体験をさせるのではなく、複数のキャラクタを使いこなす方向性で制作されており、戦闘用キャラクタと、その武器を作る生産用キャラクタ、といったように、個性豊かなキャラクタを複数使いこなす楽しさを体験できそうだ。もちろんこういった要素は一人のプレーヤーで完結するわけではなく、キャラクタの技能はプレーヤー社会の充実にも大きく貢献していくだろう。
「ECO」では、いくつかの新しい試みを導入しているということだが、そのひとつが「マリオネットシステム」だ。
(中略)
さらにマリオネットは、ログアウト時にプレーヤーの命令を実行するという能力を持っている。例えば生産に使う材料の収集をログアウト時に指示することで、次のログイン時にはそれが入手できるといった使い方ができる。ただし、街の外に出るような行動を指示した場合、時にはモンスターに襲われてしまっているといったこともおこる。同じヘッドロックが制作する「ベルアイル」ではログオフ時に本拠地でスキルを設定することで、次のログオン時まで技能を成長させることができたが、それ以上の自由度をもったシステムになりそうだ。
ようするに日本でラグナロクオンラインを作り直そうとしてるんだろうな、という印象。