「疾走、ヤンキー魂。」で,「人を集めて儲けたい」安藤プロデューサー独白! ただ飯食らいと呼ばれて……
http://www.4gamer.net/games/009/G000964/20071228019/
週刊誌の記事みたいなセンスのタイトルが良い。
4Gamer:
後編では,ヤン魂。の成り立ちなどを聞いてみたいと思います。
まず,一度サービスを終えたタイトルが復活する……というのは,前例がないわけではないものの,やはりレアなケースだと思うんです。第二期として再始動する理由を教えてください。(中略)
安藤氏:
ええ。大人の事情がありまして,細かい部分はあまりしゃべれないんですけど,終わらざるを得ない状況だったんですよね。でも,終わることを望まれていたわけではなかった。なので,「やめないで!」という署名がかなり集まったんです。4Gamer:
どれぐらいの数だったんですか?安藤氏:
3000〜5000ぐらいですね。ずいぶん開きがありますけど(笑)
4Gamer:
ヤン魂。の第二期は基本プレイ無料のアイテム課金制になるそうですが,このビジネスモデルを選ぶにあたって検討したことなどを教えていただけないでしょうか。安藤氏:
(石渡氏に)そういう話全然しないよね?
がんばってやろう! 気合い入れてやろう! 楽しんでもらおうぜ! 人を集めて儲けようぜ! という分かりやすい言葉しか飛び交ってないんです。なんせ,真似するものがないので,ビジネスモデルなんかについて今から細かく考えても,あまり意味がないと思うんですよね。
すごい適当な人だ。
安藤氏:
うちの会社って,ファイナルファンタジーとドラゴンクエストという大きな二本柱があって,オレもそれにご飯を食べさせてもらってるんですね。この会社で10年も仕事してると,普通はこのどちらかの仕事に関わるものなんですよ。
でも気付いたら,オレだけですね。10年も経ってFFもDQもやってないのは。それぐらい好きなことばっかりやらしてもらってるんですよ。ヤン魂。も復活させてもらえたし。だからそろそろいい加減,儲けないといけないんですよね。ただ飯食らいって言われてますから。
4Gamer:
安藤さんが最初に入られたエニックスという会社は,以前は個性的なタイトルも非常に多かったですが,最近は少なくなっているように思うんです。安藤氏:
とくにエニックスはおかしなのを出してましたね。4Gamer:
そういうカルチャーは今でも生きているんでしょうか?安藤氏:
生きているはずです。間違いなくオレにはありますし。だからオレが作っている限り,その灯火は消さないでいたいと思っているんですよ。やっぱり会社が大きくなってきて,そういうおかしなものが出しにくくはなっているんですけどね。4Gamer:
スクウェア・エニックスとはこういう会社だ! と思って入ってくる人も増えてるでしょうし。安藤氏:
増えてますね。DQやFFを作りたいと入ってくる若人達が凄く増えていますし。
今のDQやFFに将来決めちゃうほど影響力ってあるんですかね。
安藤氏:
でもね,第一期ヤン魂。のファンは「こんなのヤン魂。じゃねえよ!」なんて言いながらも,遊んでくれるんじゃないかな,と。第一期の面白さは壊してないつもりだし。フォーメーションバトルに惚れ込んでいる人以外は,きっと楽しんでくれると思いますから。
キャラクターのモーションもバリエーション豊富になりますし,女の子のキャラクターがちょっと可愛くなってますし。ちょっとですけどね。ゲームポットさんには,「可愛い女の子がいないから作ってくれ」と言われまして……。それでパンヤみたいな可愛いのを一回描いてみたんですけど,コレが全然ヤン魂。に似合わなくて(笑)。
なんでも可愛い女の子付けて萌え商品にすれば売れる、みたいな風潮は面白くないなあ。