RMTに関するデータ

様々なアプローチから見えてくる韓国MMORPGとユーザーの現状GAME Watch

韓国では、RMTをやっている人たちは市民団体から、「不良少年だ」というレッテルをはられているようだ。

教授は、韓国だけではなく、日本や中国との比較も行なっている。RMTに関してユーザー間や業者まで介在して積極的に行なっているのは中国であり、日本やアメリカのユーザーは否定的な人が多い。ただし中国でもゲームによってはRMTを嫌うユーザーが多い作品もある。RMTに関する意見は、国ごとだけでなく、作品ごとにも異なる。

教授はRMTが盛んな理由の一つは、「プレーヤーの未成熟」が原因であるとしている。ゲームの内容を楽しみ、プレーヤー間のコミュニティーを楽しむ人は、ゲーム内での過ごした時間、得た資産に価値を見いだす。だから住人としてマナーを重視するようになる。ところが、中国のユーザーの中にはコミュニティーはキャラクタを強くするための手段の一つしか思っていない人もいる。だからルールも礼儀も軽視して、簡単に強さや資産が手に入るRMTを行なう。これは韓国の年少者のプレーヤーにも見られる傾向で、ゲームの世界の中で、住人として暮らす楽しさをまだ知らないからRMTを行ないやすいのではないか。RMTが問題になってしまうのは、ユーザー間のルール形成がまだうまくできてないためだという。

RMTは誰からも認知される“産業”となり得るのかITmedia Games)

韓国でのRMT経験者は、一般ユーザーでのデータを見ると、18歳以下の青少年では20%程度。それ以上の成人では1割弱。しかしMMORPGユーザーに限ってアンケートを採ると、3割ほどに上がるという。またこれに伴い、RMTでの詐欺に、2004年の調査では青少年50%、大人でも20%近くのユーザーが被害にあっているようだ