Web ページに対する、高頻度アクセスはどこまで OK ? - スラッシュドット・ジャパン

http://slashdot.jp/it/10/05/27/0217250.shtml

図書館のウェブサイトに 3 万 3 千回アクセスした男が業務妨害容疑で逮捕されたそうだ

興味深いのは 1 秒 1 アクセスという点もあるが、容疑者と図書館の間には特にトラブルが確認されていないのに逮捕されているという点だろうか。

これが原因で21回のサーバーダウンがあったとか。

素人が構築したのか? (スコア:2, 興味深い)
upken (38225) : 2010年05月27日 12時44分 (#1770247)

入り口がFlash必須で、重要でない背景画像が450kBと一番重かったりと、あまり素性の良いサイトではないですね。
また、蔵書の検索が遅いので、この状態で毎秒1回検索していたらそりゃあダウンするでしょ。

構築当初から問題があったのではないでしょうか。
構築業者が知りたい。

ゼロ・トレランス / 不寛容の時代 (スコア:3, 興味深い)
Anonymous Coward : 2010年05月27日 11時56分 (#1770196)
こういう記事を見ると日本も「ゼロ・トレランス(不寛容)」の時代に入ってきたんだと感じます。

ゼロ・トレランスは日本だと教育界での規則の厳格化を指すようですが,アメリカやヨーロッパあたりだと国家や警察のあり方と関連して刑罰国家の枠組みでも語られます。

簡単に言うと,「市民」が「安全」を希求するあまり,左派右派問わず政治家が国家の福祉政策などを削減する一方で,警察権限(司法/裁判所でなく)がコスト度外視に強化されていく政策です。そこには,警察の裁量による裁判無き投獄が待ちかまえています。

今回の事件もそうですが,警察の力を借りる必要があるのか(民事で解決できなかったのか),身柄を拘束する必要があったのか。警察はいくらコストをかけたのか。警察の行為を検証されていくべきでしょうが,残念ながら今の日本に検証する制度はありません。

おそらく今回の事件も起訴の前段階で不起訴処分となると思いますが,日本社会一般では裁判所の判決よりも警察の逮捕をもって犯罪を事実としてと決めつける傾向があることは,既に痴漢冤罪事件などからご存じでしょう。

こうやって警察の統計上に「有罪でない」犯罪者※が増えていくことになるんでしょうね。

※ 「警察に一方的に逮捕されたが,裁判所で審議して刑が確定してない」という意味で

実際のところはどうかわからないけど頭に置いておこう。