Google、Safari のプライバシー機能を迂回して Cookie をセット、トラッキングに利用 -- Engadget Japanese

http://japanese.engadget.com/2012/02/17/google-cookie-safari/

サードパーティー Cookie というものがあります。詳しい説明はリンク先「サードパーティ Cookie の歴史と現状」に譲りますが、おおまかに言えば閲覧しているウェブサイトのドメインと送受信する Cookie がファーストパーティ、閲覧中のドメインとは別のところから呼び出される Cookieサードパーティです。

このサードパティー Cookie はどこからでも利用できるユーザのトラッキング手段としてたいへん強力なため、多数の広告サービスなどで利用されています。

さて、このような状況のなか、デフォルトでサードパーティ Cookieのセットをブロックする珍しいブラウザが Safari です。しかし WSJ によれば、ユーザーが操作したときにはサードパーティ Cookie を受け入れるという Safari の仕様の抜け穴を利用することで、Google はデフォルトのブロック設定であってもサードパーティ Cookie をセットする広告を展開していたとのこと。

Googleのサービスを利用して情報を抜かれたのなら自業自得ですが、関わらないようにしていてもストーカーしてくるのは困るなあ。

Google が"+1" ボタンつき広告に埋め込んでいたのは、フレームが読み込まれると同時に見えないフォームを自動的に送信することで、ユーザーが操作したようにみせかけてCookieを受け入れさせるという手法。小手先の迂回テクニックとしては広く知られており、たとえばFacebookは開発者向けページで堂々と「ベストプラクティス」として紹介しています。

シリコンバレーに必要なのは投資家ではなく道徳教育。